院長就任にあたって
当院は昭和63年9月16日に開院して今年で23年目を迎えました。当初より地域医療に貢献することを基本方針とし初代下段、二代目近藤両院長が尽力を注いでまいりました。この23年を振り返って見ますに医療保険制度の見直しや少子化、高齢化社会の到来などがあり医療を受ける側にもまた医療を提供する側にも厳しい社会環境になってきたと思われます。今アメリカでは低所得者への医療保険の充実のため医療保険制度改革が行われようとしておりますがオバマ大統領は苦戦しているようであります。日本においては世界一と言われた皆保険制度が崩壊の危機に直面しており、将来の医療に対して不安を抱かずにはいられない状況にあります。私共はこのような状況の中にあって患者様に対し「安全で安心」な医療を提供すべく医師を筆頭に看護師、薬剤師、パラメディカル、事務等スタッフが一丸となり取り組んでおります。
「安全」な医療とは?具体的な話になり恐縮ですが、当院では早期より院内感染対策や安全管理対策などの委員会を設立し適切な医療の提供に努力しております。さらに「安心」な医療に対して、患者様の権利4か条を定め、毎月朝礼の際に音読し個々が確認するようにしております。個人情報の取り扱いもマニュアルを作成しそれに準じて対応しております。さらに十分な説明と患者様の同意のもとにホスピタリティーを持って診療にあたっております。
診療と直接関係ありませんが、当院の社会に対する役割として地域医療に貢献することはもとより社会に対しての貢献として中学生の病院見学、医大生の現場実習、理学・看護学生の実習研修の場として開放しております。また週に二日、過疎診療所へ出向し過疎地域の医療への貢献も行っております。今回このような当院の活動を患者様や地域の方々に周知していただくことも病院の役割であり、御理解を頂くことにより私たちスタッフのスキルアップ、サービスの向上に対するモチベーションが上がると考えております。このたび院長に就任しましたが、今後もこれらの病院活動をさらに充実、拡大していく所存ですので、安心されて当院をご利用いただければ幸いです。
取り留めの無い文章になってしまい恐縮ですが院長就任の挨拶に代えさせていただきます。
平成23年1月 札幌里塚病院 院長 横田 勝至